会長方針

Policy

2022-23年度クラフ゛テーマ
友情を育み 寛容の心で 地域に 世界に行動しよう
会長

会長 大野 芳裕

幹事

幹事 中川 夕香

  37 期目を迎えた当クラブのテーマは「友情を育み 寛容の心で 地域に 世界に行動しよう」です。  当クラブに入会させて頂き10 年が過ぎました。様々な指導とともに奉仕の機会を与えていただいたことを心より感謝しております。 諸先輩方に比べると経験も知識も能力も劣るところだらけだと感じておりますが、皆様から頂いたこのご恩は、会長という重責を十分に楽しみながら自己の成長の機会とし、また、会員の皆様方にこの一年間が楽しい例会で有意義な事業を達成したと感じて頂くことで,お返しさせていただきたいと思っております。中川夕香幹事とともに精一杯やらせていただきますので一年間よろしくおねがいし ます。

ロータリークラブは、ロータリアン同士の友情を基盤に、価値ある奉仕を行い、立派なロータリアンを育てる世界的な団体だと考えております。  ロータリーの 2 つの公式標語は、超我の奉仕“ Service Above Self”、最もよく奉仕する者、最も多く報いられる“ One Profits Most Who Serves Best”、ですが、この2つは、利己と利他の心を上手く調和させる「超我の奉仕」という信念と、「最もよく奉仕する者、最も多く 報いられる」という原理 原則を唱えた、人生哲学とも言える標語だと思っております。 この哲学を胸に“I serve”、ロータリアン一人ひとりが職場や業界、地域に世界に、家庭や友人と接する際に「人の役に立とう」「世界でよいことをしよう」ということを実践していくということがロータリーにおいて最も大切なことではないかと考えております。  その基盤となるものは,友情が育まれる親睦活動であり、例会であります。 これらのすべてが機能し,調和する精神こそが「寛容」であり、私自身も不足している要素であると常々自省していますが、自分の考え方を押し付けることなく、人を責めることなく,寛容の心を持って一年間過ごすことが大切であるということを意識していくこと、これは会長としての一年間だけでなく一生の挑戦にしようと考えています。

他方、世界はこの数年変化が激しく、不安な時代を過ごしています。 2 年を超える新型コロナウイルスと人類との戦いは未だ予断を許しません。この病気の恐ろしさは感染による犠牲という側面だけでなく、これまでの人々のコミュニケーションのあり方を大きく変え、分断を促す社会に変容させたことです。 人々の物理的な移動は大きく制限され、直接人と会うことも、話すことも、共に食事をして会話をすることさえも制限され、常態化したマスク着用は自身にストレスを与えるだけでなく相手の表情を読み取ることさえも難しい日々を強いられています。  また新たな脅威として、2022 年2 月にロシアによるウクライナ侵攻が始まり多くの犠牲者を出し、世界中を巻き込むような大惨事を起こしかねない大変危険な状況が続いています。 このような未曾有の危機が毎年訪れるような状況は、私達の住む地球や、長らく続いてきた資本主義や社会システムなどを一度リセットして考え直す時期だと警鐘を鳴らしているのかもしれません。  国家や団体や企業の利益を考えるだけではなく、一人ひとりの良心こそがいま求められており、いまこそロータリーの説く信念や原理原則をもとに行動し、その重要性を伝えていく必要があると思っ ております。私達こそがロータリーであり、あなたがロータリーなのです。

 また、今年度は親クラブである立川ロータリークラブとの関係がよりいっそう深まる一年にできればと考えています。当クラブは2年前、立川ステージガーデンでの創立35 周年の式典が中止となり、東京立川ロータリークラブの皆様も3年前創立60 周年の式典が中止となり、互いのクラブの創立記念式典ができませんでした。今年度は当クラブが創立37 年目であり、東京立川ロータリークラブは創立63 年目となり、偶然にも両クラブが立川で奉仕活動をしてきた年数の和が100 の年となります。 With コロナ時代のスタートとなる今年度を「立川におけるロータリー奉仕活動100 周年」の年と位置付けて、両クラブが互いに仲良く手を取り合い、共に奉仕活動を展開し、この地域で発展し続けられるような一年にしたいと思っています。

2022-23 年度初の女性会長に就任されましたカナダのジェニファーE. ジョーンズ国際ロータリー会長は「イマジン ロータリー」というテーマを発表されました。  想像してください、私たちがベストを尽くせる世界を。私たちは毎朝目覚めるとき、その世界に変化をもたらせると知っています。昨日のことをイマジン(想像)する人はいません。それは未来を描くことです。ポリオのない世界を想像してください。みんなが安全な水を使える世界を想像してください。疾病のない世界、すべての子どもが読むことのできる世界を想像してください。やさしさ、希 望、愛、平和を想像してください。 想像すること、それは行動への呼びかけだと発信されています。  国際ロータリー第2750 地区 2022-23年度 富澤為一ガバナーは「ロータリーを広げよう」というテーマを発表されました。  富澤ガバナーはロータリー活動の基本は例会にあり、友情を深め共に超我の奉仕を実践する事で人々に幸せをもたらし、自分自身も喜びを感じ、人生が豊かになる。その私たちの行動が、世界中の人の安心安全で豊かな暮らしに繋がる。そんな社会の実現に向けもっと多くの人にロータリーの心を知ってもらい、共に行動する仲間を増やして行きましょう、と仰っています。  今年度の大きな目標として会員増強があります。私達の素晴らしいロータリーの信念や原理原則を日々実践するとともに、私達もクラブ、職場、業界で友情を育み、地域や世界で活躍し、そのような素晴らしい新たな仲間を増やすことは、当クラブが10 年後も20 年後も継続する礎を築き、そしてそれがやがて世界平和につながると想像して行動していきましょう!